モバイルバッテリーの発火ニュースが多いのはなぜ?原因と安全な使い方・処分方法まで徹底解説
lafhigh
「モバイルバッテリーが爆発・発火した」というニュースを最近よく目にするようになり、持ち歩くのが少し怖くなったという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、なぜ発火事故が増えているのか、その理由や寿命のサイン、処分方法までわかりやすく解説します。
なぜ発火ニュースが多いのか?3つの主な原因
モバイルバッテリーの発火には、構造的な理由から日常の使い方まで、いくつかの原因が重なっています。
- 「リチウムイオン電池」の構造的リスク モバイルバッテリーには大量の電気を蓄えるリチウムイオン電池が使われています。内部は極めて薄いシートで正極と負極が仕切られていますが、これが破損・劣化すると内部でショートを起こし、一気に熱暴走して発火・爆発に至ります。
- 持ち歩く機会の激増と衝撃・高温 日常的にバッグへ入れて持ち歩くため、落としたり圧力をかけたりといった衝撃を受けやすくなります。また、夏の車内や直射日光下など高温の場所に放置することも、内部の劣化・気化を促す大きな要因です。
- 粗悪品や劣化品の継続使用 安価で安全装置が省略された製品や、何年も使って内部にガスが溜まり「膨らんだ状態」のものをそのまま使い続けると、発火リスクが急激に跳ね上がります。
モバイルバッテリーの寿命は約1〜2年
モバイルバッテリーの寿命は、毎日フル充電して使う場合で約1年半〜2年(充放電約300〜500回)が目安です。
以下のような状態が見られたら、危険信号です。
- 本体が膨らんでいる(テーブルに置くとガタつく、ケースに隙間ができる)
- 充電・使用中に手で持てないほど異常に熱くなる
- フル充電してもすぐに残量がなくなる
膨らみや異常な発熱は、いつ事故が起きてもおかしくない状態です。見つけたら直ちに使用を中止してください。
今すぐできる!個人でできる安全対策
事故を防ぎ、安全に使うために以下のポイントを意識しましょう。
- 有名メーカー・PSEマーク付きを選ぶ 安全回路がしっかり組み込まれた製品を選びましょう。ただし「有名メーカーだから絶対安全」とは言い切れません。
- 消費者庁「リコール情報サイト」を確認する 大手メーカーでも製造ロットによる不具合でリコール(自主回収)が出る場合があります。手持ちの製品が対象になっていないか定期的に検索してみるのが有効です。
- 「違和感」があったら早めに買い替える 少しでも膨らんだり動作がおかしかったりしたら、無理に使わず買い替えるのが一番の防衛策です。
少し面倒だけど重要!正しい捨て方と処分方法
「モバイルバッテリーは捨てづらい」という声は非常に多く、これが部屋への放置や事故につながっています。
- 自治体の「燃えないゴミ」には出せない ゴミ収集車や処理施設での破砕時に火災を引き起こすため、多くの自治体で通常の回収を拒否されています。
- 家電量販店などの「リサイクルBOX」を利用する JBRC加盟店(家電量販店やホームセンターなど)に設置されている回収BOXへ持ち込むのが基本です。
- 「膨らんだバッテリー」に注意 膨らんでいるものは店舗のBOXで回収できない場合があります。その際は自治体の指定窓口(有害ごみ等の回収日)や特別な回収ルールを必ず確認してください。
処分には少し手間がかかりますが、放置せずに正しく手放すことがご自身やご家族の安全を守ることにつながります。
